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【新高1向け】高1の勉強ってなにやるの?【授業編】

さて新高1のみなさん、受験お疲れ様でした!

そろそろ合格者説明会等も終わり、新しい教科書等を購入した方も多いのではないでしょうか?今回は、高校で勉強する内容を科目ごとにざっくり解説します。ちょっとでも習う教科について理解してもらえれば幸いです。

※主に1年次に学習することが多い必修科目を取り扱います。

 

1.国語

現代の国語(略:現国) →主に現代文(小説や説明文)

言語文化(略:言文) →主に古典(古文や漢文)

中学までは「国語」っていう一つの授業で、現代文や古典を学習しました。高校では現代文を習う科目と古典を学ぶ科目が分けられます(当然定期テストも別々)。

授業スタイルは中学と同様で、いくつかの作品をテストまでに授業で進めていくといった形です。ただし、古文や漢文については、中学の時ほど現代語訳など注釈は書かれておらず、いかに古語や背景知識を多く意味を覚えているかがポイントになってきます。

2.数学

数学Ⅰ(略:数Ⅰ) →主に関数とか(計算系)

数学A(略:数A) →主に確立や場合の数、図形とか(論理思考系)

数学も国語同様に2つに分かれます。学校によって、数Ⅰ(終わり次第数Ⅱを開始)と数Aを並行して学習したり、数Ⅰの範囲が終わってから数Aを始めたりとまちまちです。数Ⅰは今まで学習した中学数学の延長線的な感じもしますが、数Aは主に「論理的な考え方」を学習するので、今までとは少し違った数学の授業となります。ⅠAどちらが得意不得意かというのは、本当に人によって変わってきます(自分はどちらも大嫌いでした)

 

3.英語

英語コミュニケーション(略:英コミュ,コミュ英,コ英など) →長文

論理表現(略:論表) →文法

中学では文法を習い、それが使われてる長文を学習するのが一般的でしたが、高校では長文を扱う科目と文法を扱う科目が完全に分かれます。とはいえ、英コミュ内で重要な文法が出てくると論表の授業みたいに解説もしてくれるので、そんなに科目が違うことを意識する必要はないです。

 

4.社会

歴史総合

地理総合

公共

中学では社会の授業として地歴公民をすべて学習しましたが、高校では明確に分けられます。上記3科目は全員が習う科目ですが、1年で歴史総合、2年以降で地理総合と公共を学習する場合が多いようです。また、普通科のコースによっては、2年生以降で日本史選択者と世界史選択者、地理選択者に分かれ、それぞれの科目の名称が日本史探求、世界史探求、地理探求に変わります。

 

5.理科

物理基礎 →物体の速さ・移動、熱など

化学基礎 →化学物質・酸と塩基・電池など

生物基礎 →生物の遺伝子や自然環境、体の仕組みなど

地学基礎 →火山・地震・宇宙など

・科学と人間生活 →身近な自然現象や科学技術について

上記5科目すべて学習するということはありません。学校やコースによって、この中からどの科目を習うかは変わります。普通科なら1年で化基と生基、2年以降で科学と人間生活や物基を学習することが多いです。内容自体が中学校の理科と比べてかなり難しく、生基以外ではテストの平均点が極端に低いこともよく起こりました笑。地学基礎はそもそも授業がない学校も多いです。

 

6.副教科

・情報Ⅰ →プログラミング、数独など

・家庭基礎or家庭総合 →中学の延長+消費者教育

・体育 →中学校と大して変わらん

・保健 →中学校と大して変わらん

・芸術 →書道・美術・音楽のうち一つ選択

副教科も芸術と体育以外は定期テストがあります!特に情報は国公立大学を目指す場合は入試で必要になります。中学校の技術の授業が発展したものと考えてもいいかもしれません。

 

という感じで主に高校1年生で学習する科目をご紹介しました。大体1年生は9~10科目授業があり、定期テスト(特に期末)の度にこの量の科目を勉強しなければなりません。また、中学校とは違って「欠点」と呼ばれるシステムがあり、基準点以下の点数を定期テストor学期ごとの成績で取ってしまうと、補習(休み中に学校に来て基準の点数が取れるように勉強)対象になります。これに呼ばれたのに行かなかった場合、最悪進級できなくなるケースもあります。(そんな人めったにいませんが…)

なので、どんなに勉強嫌いな人でもテスト前は必死になって勉強することが多いのが高校の特徴です。